大人のADHD(注意欠陥障害、多動症) 多くの成人のADHDは12歳までに症状は現れますが、一部のADHDの大人では 成人してから初めて発症する可能性があることが最近指摘されています。子供の時に ADHDと診断されなくても成人になってADHDと診断されるケースが増加しております。 ADHDは成人の4%でみられ一般的には注意欠陥障害が主な症状ですが、一部の人では 注意欠如、活動性の過剰、衝動的行動が子供より重症となることもあり、交通事故、仕事上 のミスが多発し、人間関係のトラブル、犯罪行為(ケンカ沙汰、万引き行為)の一因にもなり ます。成人型は遺伝性要因は小児型ADHDに比べて異なった原因で発症している可能性が 指摘されていますが今後の研究で明らかにされることが期待されます。神経伝達物質( ドパミン)を調整する薬物療法は有効です。医療機関にご相談ください。(平成28年5月30日) |
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